結論から言うと、カーリースは「月額の数字」だけで選んではいけません。会社やプランによって、含まれるもの・条件・支払い方がかなり違うからです。私は車を買うとき、リースも気になって、オリコとニコノリの2社で実際に見積もりを取ってみました。やってみて分かったことを、正直にお話しします。
「月々◯円で新車に乗れる」という広告はとても魅力的に見えます。でも、実際に見積もると、同じ“3年リース”でも中身は別物でした。これからリースを検討する方の、参考になればうれしいです。

そもそも、カーリースの料金はどう決まる?
カーリースの月額は、ざっくり言うと「車両価格 − 数年後の残価(返却時の想定価値)」を、契約月数で割った金額が基本です。これに税金や手数料などが乗ります。だから、契約年数・残価の設定・付けるオプションによって、同じ車でも月額は大きく変わります。この“前提”を押さえておくと、見積もりの数字が読み解きやすくなります。
① オリコで見積もってみた
オリコには、ガソリン車中心の「カーリースプラン」と、ハイブリッドやオプションも選べる「オリジナルプラン」があります。私はヤリスクロスを、今の自分の車に近い装備(カーナビ・ETCなど)を足した構成で見積もってみました。結果は——
- 月額 42,500円 × 36回(3年・ボーナス払いなし)=総額 約153万円
- 含まれるもの:自動車税・自賠責・オイル交換・消耗品の調整・タイヤ交換工賃(1回)・車検の一部
- 別で払う:任意保険、タイヤ本体
ポイントは、私はオプションを足して“今の車に近い構成”にしたこと。だから、この42,500円という数字は、装備を削ればもっと下がります。
② ニコノリで見積もってみた
ニコノリは「月々5,500円〜」の広告が目を引く、新車カーリースです。プランは、契約終了後に車がもらえる「もらえるパック」と、返却・延長・買取から選べる「標準パック」の2つ。どちらも、車検・自動車税・登録諸費用・オイル交換が含まれ、さらにリース期間中はガソリンが5円/L引きになる特典もあります。維持費はかなり抑えられそうでした。
私が見積もった標準パックの3年リースは、こうなりました——
- 均等払い:月額 29,260円(3年)=総額 約105万円
- ボーナス払い:月額 11,000円 + ボーナス月 108,975円 × 6回(総額はほぼ同じ 約105万円)
参考に、もらえるパックの9年リースも見積もってみました。こちらは——
- 均等払い:月額 32,670円(9年)=総額 約353万円です。契約終了後に車が自分のものになります。
- ボーナス払い:月額 13,200円 + ボーナス月 116,517円 × 18回(総額はほぼ同じ 約353万円)
任意保険は、オリコと同じく別で加入が必要です。標準パックは契約満了で返すのが基本ですが、もらえるパックなら、9年乗った最後に車が自分のものになります。“借りる”のに“買う”に近い形にできるのが、長期リースの面白いところです。
ニコノリは“メンテナンス”も手厚い
見積もっていて感じたのが、メンテナンスの手厚さです。基本プランでも、車検・自賠責・自動車税・重量税に加えて、エンジンオイル交換・ウォッシャー液の補充・バッテリー交換・クーラント交換まで無料で含まれていました。
さらに、月額オプションで、より手厚いメンテパックも選べます。
- ライトメンテパック(月々2,200円〜):オイルエレメント・ワイパーゴム・法定6か月/12か月点検・ブレーキパッド・エアコンガス補充・エアコンフィルター・点火プラグ・各種ベルト交換など
- バリューメンテパック(月々3,300円〜):ライトの内容に加えて、タイヤ4本の交換などが含まれます
注目は、バリューメンテパックにタイヤ4本の交換まで含められること。タイヤを別払いにするリースが多いなかで、ここまで月額に組み込めるのは、突発的な出費をなくして、支出を一定にしたい人には、大きな安心材料になります。
【重要】私の2つの見積もりは、単純に比べられません
ここが一番お伝えしたいことです。「オリコ153万、ニコノリ105万だから、ニコノリが48万円安い!」——そう言いたくなりますが、それは正しくありません。
理由は、2つの見積もりの“条件がそろっていない”からです。オリコは「オプションを足した構成」、ニコノリは「標準構成」で見積もっています。つまり、この金額差は“会社の差”ではなく、“中身(装備)の差”が大きいのです。
これこそ、私が実際に見積もって一番痛感したことです。カーリースの見積もりは、年数・オプション・走行距離などの条件で、金額が大きく変わります。だから、本当に比べたいなら、複数の会社を“まったく同じ条件”でそろえて見積もることが鉄則です。広告の「月◯円」だけを見て飛びつくと、後で「思ったより高い」となりかねません。
それでも見えた、2社の“中身”の違い
金額の単純比較はできませんが、プランの“構造”の違いは、はっきり見えてきました。私の見積もりをもとに、整理します。
| 項目 | オリコ(私の見積) | ニコノリ(私の見積・標準) |
| 見積もった月額 | 42,500円(ボーナスなし) | 29,260円(均等) |
| 契約年数 | 3年 | 3年 |
| 条件の違い | オプションを追加した構成 | 標準構成 |
| 含まれるもの | 税金・自賠責・オイル交換・消耗品調整・タイヤ交換工賃(1回)・車検一部 | 車検・自動車税・登録諸費用・オイル交換 |
| ガソリン特典 | ― | 期間中 5円/L 引き |
| 契約満了後 | 返却・買取など | 返却/延長/買取(もらえるパックで車がもらえる) |
| 任意保険 | 別 | 別 |
※金額は私が特定の条件で見積もった一例です。車種・グレード・オプション・走行距離・契約時期によって変わります。最新の料金は、必ず各社の公式サイトでご確認ください。
“月11,000円”のからくり——ボーナス払いに注意
ニコノリの標準3年を見て、改めて実感したことがあります。「月々11,000円」でも、ボーナス月に108,975円を6回払うので、総額は均等払いと同じ約105万円です。つまり、実質は月あたり約29,260円相当なのです。
「月◯円」という広告の数字が安く見えても、ボーナス払いが隠れていれば、年間の負担は大きく変わります。リースを比べるときは、必ずボーナス払いなしの“均等払い”の月額(または総額)で見るのが、損をしないコツです。
買うとリース、どっちが得かを実額で比べた記事はこちら

見積もってみて分かった、リース会社の選び方
2社を見積もった経験から、リースを選ぶときに見るべきポイントをまとめます。
- 「月額」より「総額」と「含まれるもの」で見る:安い月額の裏に、ボーナス払いや“含まれない項目”がないか確認。
- 契約満了後にどうなるか:返却か、買取か、もらえるか。長く乗るなら“もらえる”系が有利です。
- 任意保険・タイヤなど“別払い”の範囲:どこまで月額に入っているかは、会社で違います。
- 必ず複数社を“同じ条件”で見積もる:これが一番大事。私のように条件がズレると、正しく比べられません。
気になるリース会社があれば、まずは無料の見積もりを取ってみるのが一番です。私のように2社並べてみると、料金だけでなく「含まれるもの」「もらえるかどうか」の違いが、はっきり見えてきます。
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自宅にいながら新車が届く 定額ニコノリパックまとめ
カーリースを実際に2社で見積もってみて、一番の学びは「月額の数字だけでは選べない」ということでした。含まれるもの、ボーナス払いの有無、契約満了後の扱い——“中身”を見れば、自分に合う会社が見えてきます。
そして、本当に比べたいなら複数社を同じ条件で見積もること。無料でできるので、気になる会社があれば、まず数字を並べてみてください。それが、リースで後悔しないための第一歩です。
そもそもカーリースとは?という方はこちらの記事もどうぞ




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