新車か中古か、5車種を試乗して悩んだ話|最後は中古のヤリスクロスを選んだ理由

車選び・買い替え

結論から言うと、私は「新車」ではなく「中古のヤリスクロス」を選びました。決め手は、価格と、必要な安全機能のバランスでした。

13年乗ったアクアが故障し、買い替えを決めた私。次に待っていたのが、「新車にするか、中古にするか」という、もうひとつの大きな悩みでした。もともとコンパクトカー(アクア)に乗っていたこともあり、最初に狙っていたのは、日産ノート、ホンダ フィット、そして現行アクアといったコンパクトカーでした。その延長で、「大きさはそこまで変わらないけれど、SUVのヤリスクロスも一度試乗してみたい」と思ったのが、始まりでした。

YouTubeで試乗動画を見て勉強し、実際に何車種も試乗し、新車と中古を本気で比べて——最後にたどり着いた答えが、中古のヤリスクロスです。この記事は、その迷いと決断の一部始終。新車か中古かで悩んでいる方の、参考になればうれしいです。

新車と中古、それぞれの良さ——まず整理してみた

結論:新車は「安心・最新・待てる人向け」、中古は「価格・すぐ乗れる・割り切れる人向け」。この軸で考えると、判断がしやすくなります。

私も最初は、漠然と「どっちがいいんだろう」と悩んでいました。そこで、まず両者の良さを整理してみました。

新車の良さ

  • 誰も乗っていない安心感、最新の安全機能や装備が選べる
  • 保証が手厚く、故障リスクが低い

中古の良さ

  • 同じ車種・年式でも、新車よりぐっと安い
  • 在庫があれば、すぐに納車される

ざっくり言えば、新車は「安心と最新」、中古は「価格と納車までの期間の短さ」と感じました。。私の場合、どちらを優先すべきか——それを確かめるために、まずは実際に試乗してみることにしました。

5車種を試乗してみた——それぞれの正直な印象

結論:試乗前にYouTubeの試乗動画で予習しておくと、実車での違いがよく分かります。私はノート、フィット、ヤリス、ヤリスクロス、そしてアクアを試乗しました。

試乗の前に、たくさんのYouTubeの試乗動画を見て、各車の感想や特徴を勉強しました。実際に乗ってみると、動画で言われていたことを、確かに自分でも感じられました。以下は、あくまで私が乗って感じた正直な印象です。

ホンダ フィット

車に乗り込んでまず感じたのが、シート自体が低く、天井が高いこと。そのおかげで、車内がとても広く感じました。事前の情報でも「室内が広い」と聞いていましたが、実際に座ってみると、後部座席やトランクの方向にも空間の広がりがあって、想像以上でした。シート位置が低いぶん、乗り降りがしやすいのも良い印象でした。

日産 ノート

YouTubeで言われていた通り、今までにない近未来的な内装でした。収納はフィットより少ない印象でしたが、操作性がよく、全体的にとても良い印象。正直、私個人としては、この先進的な内装や加速感、操作性で、ノートが一番好みでした。

ただ、正直に書いておくと——対応してくれた営業の方はとても親切だったのですが、試乗の段取りが少しうまくいかず、そこは少し残念でした。車そのものの魅力とは別の話ですが、こういう「お店側の対応」も、実際に足を運んでみないと分からない部分だと感じました。

トヨタ ヤリス

ヴィッツの後継と聞いていましたが、アクアと比べると車内が狭く感じました。乗り心地も、ノートやフィットと比べると、私はあまり好みではありませんでした。

トヨタ ヤリスクロス

実は、SUVに乗るのはこれが初めてでした。最初は違和感が大きかったのを覚えています。ただ、10インチの大きなディスプレイと、コンパクトカーよりやや高い目線で運転できる楽しさは、新鮮でした。一方で、収納は少なめ、ロードノイズ(走行音)は他の車より大きい印象もありました。

トヨタ アクア(現行型)

今乗っているアクアの現行型も試乗しました。内装は大きく変わらないものの、安全機能が大幅に追加されていて、「何もなければ、またアクアでもいいかな」と思えるほどでした。慣れた内装で収納も多く感じ、安心感がありました。

私の好みと、家族の好み

試乗を終えて、私個人が一番好きだったのはノートでした。次点でアクアの安心感も捨てがたい。ところが、家族の反応は違いました。助手席や後部座席の座り心地、ディスプレイの大きさから、家族はヤリスクロスに好感触だったのです。自分の好みと家族の好みが分かれる——ここも、悩みを深くする一因でした。

新車か中古か——決め手になったのは「価格」と「機能」

結論:欲しい安全機能を基準に絞ると、新車と中古(3〜4年落ち)で60〜70万円(当時)もの差がありました。この差が、私を中古へ傾けました。

車種で悩む一方で、「新車か中古か」も並行して考えていました。私がこだわったのは、安全機能です。後方のモニター、サイドミラーの死角を知らせるモニター、クルーズコントロール、踏み間違いによる急発進防止装置——こうした機能が付いているかどうか。そこで、新車か、中古でも3〜4年以内の比較的新しいものに絞って探しました。

ところが、同じような機能で比べても、新車と中古では60〜70万円ほどの差がありました。さらに新車は、オプションを付けていくと、どんどん値段が上がります。あっという間に350〜380万円という金額になってしまったのです。逆に中古車でも多くオプションがついた車を望むと、全てを満たす中古車は探せないし、あったとしても新車とほぼ変わらない値段になりやすいです。これは、正直きついと感じました。どこを基準に新車か中古車かを決めれば良いか決め手を欠いてしまいました。

※この価格差は、私が狙ったヤリスクロスの、年式・グレード・装備を揃えて比べた場合のものです。車種や条件によって、差はもっと小さくも大きくもなります。特にヤリスクロスのような人気車種は中古も高めなので、価格差は縮まりがちです。実際に検討する車種で、新車と中古の見積もりを取って比べるのが確実です。

しかし、ここで現在乗っているアクアに目をむけてみました。13年前に買ったアクアは、今のような安全機構がほとんどなく、バックモニターすらありませんでした。だから私にとって、最新の安全機能は「あるだけありがたい」ものと捉えられました。逆に言えば、フル装備でなくてもいいし、あっても使わないのではないかと思う機能もありました。試乗のとき、担当者さんですら「この機能は、正直過剰だと思います」と言うものもあったくらいです。

そう考えたら、すこしずつ答えは見えてきました。価格を抑えて、踏み間違い防止などの最低限の安全機能があれば十分でした。中古なら、付いていないオプションは「まあ、これは諦めよう」と割り切れると考えました。その割り切りが、自分のなかで自然にできました。だから、中古車を探すことにしました。

そもそも、なぜ「ハイブリッド」に絞ったのか

結論:13年アクアで燃費の恩恵を実感していたこと、そして街乗り中心ながら旅行で高速もよく走ることから、私はハイブリッド一択でした。

車種で悩む前提として、私のなかで決まっていたのが「次もハイブリッドにする」ということでした。理由は2つあります。

ひとつは、13年間アクアに乗って、燃費の良さの恩恵を身をもって知っていたことでした。ガソリン車より車両価格は上がりますが、その分を燃費で取り返せる感覚が、すでに自分のなかにありました。もうひとつは、私の乗り方です。ふだんは街乗りが中心ですが、車での旅行が好きで、高速もよく使います。13年で19万km走ったように、走行距離が多いタイプということがデータからもわかりました。走れば走るほど、ハイブリッドの燃費メリットは大きくなる。だから私には、ハイブリッドが合っていました。

各社ハイブリッドの違い——調べて分かった、3社の個性

結論:ホンダ・日産・トヨタで、ハイブリッドの仕組みはまったく違います。街乗りも高速も走る私には、トヨタのハイブリッドが合っていました。

車種を絞る過程で、初めて知ったことがあります。ホンダ、日産、トヨタでは、ハイブリッドの仕組みがそれぞれ違うということ。各ディーラーの営業の方に説明を聞き、自分でも調べた範囲で、こんなふうに理解しました(すべてを正確に理解できているわけではありませんが、判断の材料になりました)。

日産:エンジンで発電し、モーターだけで走る

日産のハイブリッドは、エンジンは発電に使い、走るのは発電した電気(モーター)のみ、という仕組みでした。走行中にアクセルを戻すと、減速のエネルギーでさらに発電する「回生ブレーキ」も特徴です。営業の方いわく、「街乗りなら、静かに走れて燃費もいいですよ」とのことでした。実際、街中での静かさは印象的でした。

ホンダ:走りに焦点、パワーがほしいときモーターが助ける

ホンダのハイブリッドは、走りに焦点を当てているようでした。エンジンとモーターの切り替えをほとんど感じさせず、パワーがほしいときにモーターがエンジンを助けるタイプとのことでした。通常走行はエンジンが主役で、加速がほしい場面でモーターが加わる——走りが滑らかな印象でした。

トヨタ:エンジンとモーターを併用する

トヨタのハイブリッドは、モーターとエンジンを併用する形とのことでした。低回転のときはモーターのみ、パワーが必要だったりアクセルを踏み込んで高回転になったりするときはエンジンとモーターの両方を使うようになるようでした。さらに、エンジンのパワーに余裕があるときは、それを電気に変えてバッテリーを充電する、という仕組みだと理解しました。

私の乗り方に合っていたのは、トヨタだった

この違いを知って、さらに思考がすすみました。日産のシステムは「街乗りなら静かで燃費がいい」。でも私は、街乗りだけでなく高速もよく使う予定です。そう考えると、日産(ノート)を選ぶ理由は、私の場合は少し狭まった感じがしました。

加えて、これまでずっとトヨタのハイブリッドに乗ってきたので、燃費の感覚も、運転の感覚も、いちばん想像しやすい。結局、街乗りも高速も走る自分の乗り方と、乗り慣れた安心感から、トヨタのハイブリッドを選ぶことにしました。好みで上位だったノートが候補から外れるのは少し寂しかったですが、これも納得のうえの判断です。

最後にヤリスクロスへ——絞り込みの決め手

結論:価格・納期・家族の好み・人気車の相場、いくつもの要素が噛み合って、中古のヤリスクロスに絞られていきました。

トヨタに絞ったことで、候補はヤリス、アクア、ヤリスクロスの3つ。ヤリスは車内が狭く感じ、アクアは今と大きく変わらない。そしてヤリスクロスは、家族の好感触がありました。ここで、アクアとヤリスクロスの2台に絞って、中古で探すことにしました。

新車を早々に見送った理由は、価格だけではありません。納車まで半年以上かかると言われたことも要因でした。今乗っているアクアが不調で、いつ完全に動かなくなるか分からない状況では、とても半年も待てませんでした。だから、在庫があればすぐ乗れる中古が、状況的にも合っていたのです。

ちなみに、”新車の状態の車に乗りたいけれど、まとまった出費や長い納期は避けたい”という方には、カーリースという選択肢もあります。頭金なしで、月々の定額で新しい車に乗れるので、私のように急いでいる人や、初期費用を抑えたい人には合うかもしれません。

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そこでアクアの中古を調べてみると、意外な壁がありました。アクアは人気車種で、年式によって価格がはっきり変わる。私が求める3〜4年以内のものは、予算から大きく外れてしまったのです。結果、残ったのはヤリスクロスでした。こうして、いくつもの要素が噛み合って、自然とヤリスクロスに絞られていきました。

正直に言えば、そのときの私は、そこまで冷静ではなかったかもしれません。アクアの不調で時間に追われ、迷いながら進んでいました。でも、自分の希望を一つずつ追いかけていったら、徐々に車種が絞られてきた——そんな感覚でした。行き当たりばったりではなく、条件を並べた先に、答えが残っていた。そう思っています。

まとめ|新車か中古か、私が考えたポイント

新車か中古か、5車種を試乗して悩んだ末に、私は中古のヤリスクロスを選びました。同じように迷っている方のために、判断のポイントを整理します。

① まず「欲しい機能」を決める

あれもこれもと考えると、新車のオプションで青天井になります。「自分に本当に必要な安全機能は何か」を先に決めると、新車か中古か、年式はどこまで、という基準がはっきりします。私は「踏み間違い防止など最低限あれば十分」と決めたことで、中古という選択が見えてきました。

② 新車と中古の「価格差」を具体的に比べる

私の場合、同じような機能で新車と中古(3〜4年落ち)を比べると、60〜70万円の差がありました。この差を「安心料」と見るか「大きすぎる」と見るかは人それぞれ。具体的な金額で比べると、自分の答えが出やすくなります。

③ 納期も判断材料に入れる

新車は、人気車種だと納車まで半年以上かかることもあります。私のように、今の車が不調ですぐ乗り換えたい場合は、在庫があればすぐ乗れる中古が向いています。「いつ必要か」も、大事な判断軸です。

④ 自分の好みと、家族の好みをすり合わせる

私はノートが好みでしたが、家族はヤリスクロスに好感触でした。毎日一緒に乗る家族の意見は、思っている以上に大事です。自分の好みだけで突っ走らず、すり合わせておくと、あとの満足度が変わります。

こうして選んだ中古のヤリスクロス。買ってからかかった維持費や、タイヤ選びで苦労した話は、別の記事にまとめています。中古車を買ったあと、実際どれくらいお金がかかるのか気になる方は、あわせて読んでみてください。

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